当社が水車・発電機などの設計・製作・据付工事に携わった「相沼内発電所」および「大野発電所」運転開始について

道南水力発電合同会社(北海道電力株式会社と三菱商事株式会社による合同会社)より受注した「相沼内発電所」および、「大野発電所」のリプレース工事が完了し、順次運転を開始しました。
当社は本案件において、水車・発電機・制御装置・特別高圧変電設備および各種付帯設備の設計・製作・据付工事に携わりました。

【運転開始日】
■相沼内発電所:2024年2月1日
■大野発電所:2024年4月1日

道南水力発電合同会社は、設備の老朽化に伴い、北海道道南地域における水力発電所のアライアンス事業として、「七飯発電所」、「磯谷川第一発電所」、「磯谷川第二発電所」、「相沼内発電所」、「大野発電所」の計5発電所のリプレースおよびリプレース後の発電事業を進めています。
当社は、本アライアンス事業から、運転を開始した「相沼内発電所」と「大野発電所」のほか、「磯谷川第一発電所」、「磯谷川第二発電所」の計4件を受注し、水車・発電機・制御装置・特別高圧変電設備および各種付帯設備の設計・製作・据付工事に携わっています。

今回受注したリプレース工事に納入される水車は、いずれも高品質で高性能なタービンを世界約30か国以上に輸出するZECO社(本社:イタリア)にて、各発電所の流量を高効率で活かすためそれぞれの仕様に合わせて設計・製作された水車となります。

引き続き、残り「磯谷川第一発電所」および「磯谷川第二発電所」の2発電所の運転開始に合わせた工事を進めております。

【相沼内発電所工事概要】
工事場所  :北海道二海郡八雲町
水車型式  :横軸ペルトン水車
水車出力  :1,150kW
発電機型式:同期発電機
発電容量  :1,190kVA

【大野発電所工事概要】
工事場所  :北海道北斗市中山
水車型式  :横軸フランシス水車
水車出力  :1,150kW
発電機型式:同期発電機
発電容量  :1,200kVA